DTFプリントの歴史について
こんにちは!こまさん!です。
今日は、最近注目を集めている「DTFプリント(Direct to Film)」の歴史についてお話ししたいと思います。
DTFプリントは比較的新しい技術ですが、デジタルプリントの進化とともに急成長してきました。
「そもそもDTFってどんな技術?」「いつ頃から広まったの?」そんな疑問を持っている方のために、色々と調べたことをざっくりと流れをまとめてみました!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
1. デジタルプリントの基礎技術の発展(1990年代~2000年代)
DTFプリントが生まれる前から、衣類に直接プリントする技術は進化を続けていました。
特に、1990年代からインクジェットプリンターがどんどん高性能になったことで、デジタルプリントの可能性が広がったんです。
2000年代になると、「DTG(Direct to Garment)」と呼ばれる、布地に直接プリントする技術が登場。
この技術によって、Tシャツなどにフルカラープリントができるようになりました。
ただ、DTGには「綿素材にしか対応しにくい」「プリントの耐久性に限界がある」といった課題もありました。
2. DTFプリントの誕生(2010年代後半)
DTGの弱点を克服するために登場したのが、DTFプリントです。
DTFの仕組み
DTFでは、まず特殊なフィルムにデザインをプリントし、その上にホットメルトパウダー(のりのようなもの)を振りかけます。
その後、熱を加えてインクを定着させた後、Tシャツなどの生地に転写する仕組みになっています。
DTFのメリット
素材を選ばない! 綿、ポリエステル、ナイロンなど幅広い生地に対応
発色がキレイ! グラデーションや写真のプリントも鮮やか
コストが抑えられる! 小ロットでもリーズナブルに制作可能。
こうした特徴が注目され、2017~2018年ごろから中国やアジアを中心にDTF対応のプリンターや材料が出回り始めました。
DTFプリントが一気に広まったワケ(2020年代~)
EC市場の成長とDTFの急拡大
新型コロナウイルスの影響でEC市場が急成長したことに伴い、小ロットのカスタマイズプリントの需要が高まりました。これにより、DTFプリントが急速に普及しました。
技術と機材の進化
2020年以降、新型コロナウイルスの影響でEC(ネット販売)の市場が爆発的に成長しました。
「オリジナルTシャツを1枚から作りたい!」
「小ロットで短納期のグッズが欲しい!」
こんなニーズが増えたことで、DTFプリントは一気に普及しました。
技術の進化で、ますます手軽に!
プリンターが低価格化し、導入のハードルが下がった
インクやフィルムの品質が向上し、耐久性・発色がさらにUP
DTGやシルクスクリーンとの住み分けが進み、用途が広がった
こうした流れから、DTFは「コスパよくフルカラープリントができる新技術」として、多くの事業者に採用されるようになりました。
4. 現在のDTFプリント
今やDTFプリントは、アパレル業界やグッズ制作の現場で欠かせない存在に!
特に、
小ロット&短納期のカスタムTシャツ
オリジナルグッズの制作
スポーツチームのユニフォームや応援Tシャツ
など、さまざまな用途で活用されています。
今後もプリンターの性能向上や、より環境にやさしいインクの開発が進めば、DTFプリントの可能性はますます広がるでしょう。
まとめ
DTFプリントは、まだ歴史の浅い技術ですが、デジタルプリントの進化の中で生まれ、急成長してきました。
1990年代~2000年代:インクジェット&DTGの進化
2010年代後半:DTFプリントの誕生と普及
2020年代~:EC需要の拡大とともに急成長
現在&未来:小ロットプリントの定番技術としてさらに発展!
これからDTFプリントを導入しようと考えている方も、すでに活用している方も、この技術の歴史を知ることで、より深くDTFを活用できるかもしれません。
今後の進化にも注目ですね!
DANK STOREでは、DTFプリントでオリジナルTシャツを1枚から作れます!
「どんなデザインができるの?」という方は、ぜひショールームで実物をチェックしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪